メラミンスポンジの毒性について

最近では、100円ショップに登場しており、しつこい汚れも撃退してくれるというイメージのメラミンスポンジ。

しかし、なぜ汚れを落とせるのか、人体には無害なの?と、ふと疑問に思うことはありませんか?

せっかく綺麗になっても体調不良を起こすと元も子もない・・

今回はメラミンスポンジの原材料と毒性の有無についてご紹介します。


メラミンスポンジの原材料とは?

メラミンスポンジの主な材質はその名の通り「メラミン樹脂」と呼ばれるものです。

「メラミン樹脂」とは「メラミン」と「ホルムアルデヒド」を化学反応させて生成しています。

「メラミン」は経口摂取すると毒になる化学物質で、「ホルムアルデヒド」はシックハウス症候群の原因ともいわれている化学物質です。

これだけ聞けば、「え!?メラミンスポンジって毒の塊・・・!?」と思われるかもしれませんが、「メラミン樹脂」と「メラミン」および「ホルムアルデヒド」は全く別の物質なのです。

万が一口に入った場合でも、体内に吸収されることなく排泄されるため、メラミンスポンジを使用すること自体に毒性はないといわれています。

メラミンスポンジで汚れが落ちる理由と使ってはいけない場所

「メラミンスポンジ自体に毒性がないことはわかったけど、じゃあなんで水をつけただけで、あんなにきれいに汚れが落ちるの?」という、その疑問にお答えします。

ポイントはメラミンスポンジの材質ではなく、その構造にあります。

メラミンスポンジをよく見ると、細かい網目状になっており、小さな空洞が開いている状態になっています。汚れをこすることでこの小さな網目に汚れが入り込み、汚れをかき出してくれるのです。汚れを削っているイメージですね。

このように汚れを削って落とすので、使ってはいけない場所も多くあります。

人体への使用

油性ペンを使用していて手についてしまい、取れなくて悩む気持ちはわかりますが、

メラミンスポンジは汚れを削るスポンジです。

人体に使うと、肌が傷ついてけがをする恐れがあります。

また、ホワイトニング代わりにーと歯に使用するのもNGです。

歯の表面はエナメル質が守ってくれていますが、メラミンスポンジを使用することで、エナメル質を削ってしまうことになり、虫歯や知覚過敏など歯の病気にかかってしまうかもしれません。

浴槽や浴室などの樹脂素材

一般的な浴槽は樹脂で作られていることが多いと思います.

メラミンスポンジを使用していますと、表面が傷つき、そこがさらに汚れやすくなる原因になります。

フローリング床

フローリングの床にはワックスをコーティングされているところがほとんどだと思います。

汚れを落とすつもりが綺麗に塗られたワックスも落としてしまう・・・

なんてことにならないためにも、フローリングの床にメラミンスポンジは使わないようにしましょう。

アクリル板

一見ガラスのようなアクリル板。

メラミンスポンジを使用すると表面に傷がついて曇ったようになってしまいます。

ガラス製であれば問題なく使えるので、使用前には一度アクリル板ではないか確認したほうがよさそうです。

塗装されているものやコーティングされているもの

綺麗に塗装された車のボディなんかに汚れを発見するとショックですよね。

しかし、汚れを落としたい一心でメラミンスポンジを持ち出してはいけません。

車の表面に施されたワックスや塗装に傷が付き、取り返しのつかないことになってしまいます。

また曇り止めコーティングをされた鏡や汚れ防止のコーティングがされているトイレ、洗面台といったところにもメラミンスポンジを使うのは避けたほうがよさそうです。

施されたコーティングが剥がれ、より汚れが付きやすくなる可能性があります。

漆器や陶器

漆器にはその名の通り漆の塗装が施されています。

メラミンスポンジはおすすめできません。陶器は基本的にメラミンスポンジの使用はOKとなっていますが、使い続けることで光沢がなくなり、汚れも付着しやすくなるので避けたほうがよいでしょう。

メラミンスポンジの毒性についてのまとめ

一見万能のメラミンスポンジはそれ自体の危険性はないものの、使用方法を間違えると余計汚れが付着しやすくなるということがわかりました。

人体には絶対使用しないこと、塗装やコーティングが施されているものへの使用は避けることを注意しながら、快適なお掃除ライフに役立ててください。